午後、6畳の部屋は薄暗く、僕はソファに本を置く

本ブログはフィクションですが、一部隠し切れない真実を含みます。

ウィークエンドシューターがフォートナイトで上位1%に入るための方法と狂人のためのライフハック

僕はストレスを溜めていた。ここのところ偏頭痛が酷く、自らで打ちたてた目標である私小説の執筆も難航しており、仕事は忙しく、平日の睡眠は3時間も取れていない状態が長く続いていた。その日も寝不足のまま、ボーっとした頭で出勤するために靴を履いている…

平成最後の大晦日に何が生まれたのか、という話

12/30に5歳と4歳の甥っ子が実家に遊びに来ていたので会いに行ったんだけど、到着早々にイオンに連れていけと何度も言うので僕と甥っ子3人でイオンに行くことになった。上の子の話によると兄弟で、あるポケモンのゲームにはまっているらしく、昨日、こちらの…

●課金ガチ勢とは僕のことだ

あけおめです。 忘れてたので記事の振り返りをば。 なんだか今回のブロックはあんまり良くなかったなぁと思っててちょっと全体的にメタい構成が多くなってしまったように思います。 どれも書いてる時は本当に楽しかったんですが。 ■20代の夫婦が高級外車を買…

2018年大晦日の雑談

さて、年の瀬ですね。ゆっくり過ごせているでしょうか。僕は年末年始は仕事があるので休みは来年になってからです。お休み方はこの年末年始の貴重な時間を僕の分まで満喫してほしいな、と思います。お仕事の人は、逝くな、生きろ、とだけ伝えておきます。 20…

妻帯者でも青春ラブコメがしたいっ!

先日、会社の同僚にふと、萌えについて尋ねたところ、「喧嘩したいんですか?」と返答があった。 もちろんそんなつもりはないので、なぜそんなことを言うのか、と尋ね返した。すると同僚は「僕の萌えは、綾波レイです」と答えた。 エヴァンゲリオンのヒロイ…

ハゲることについて僕たちが学ばなければならない事

タンポポの綿毛を想像して欲しい。 まだ風に吹かれていない、ふっわふわの白くて丸いあれだ。 それを人の頭ほどの大きさに拡大して欲しい。 準備出来次第、次は嫌いな人のことを思い浮かべて欲しい。 そいつの顔、声、言動、むかついたこと、それらに踏みに…

暇を持て余した、男1人の遊び

ある日、僕は暇を持て余していた。妻は外出をして家におらず、予定もなく、大したやる気もなかった。しかし、休みを寝てすごすのはもったいなさすぎるというぼんやりとした概念だけが宙空に漂っており、僕はそれを潰すようにぽちぽちとコントローラーのボタ…

20代の夫婦が高級外車を買った結果wwwww

僕と妻はそれぞれ1台ずつ車を所有している。 僕らが住んでいる地域では電車は30分に一本程度しか通っていないので、ごくあたり前、というよりそれしか選択肢がない。 東京からこちらに越してきた直後は電車もあるし、自転車でよくないか、と話していたんだけ…

●今時点の感想など181108

ブログの作成にかなり期間が空いてしまった。 理由は仕事で南極に調査に行っていたからなんだけど、もちろんまったくの嘘なので、嘘ついてごめんなさい。 本当は野山に熊を狩りに行ってただけです。嘘です。 今回は長編をとりあえず書けたのですごく満足感が…

もしもあの頃に戻れたら

ある夏、僕は地元の海を目指した。 そもそものきっかけは僕がジェットスキーの免許を取ったことで、その話を聞いた、高校の頃の友人から海でキャンプをしようと誘われたのだ。 東京での仕事は相変わらず忙しかったが、その時ちょうど大きいプロジェクトが終…

トイレでの一件

僕は口笛を吹いていた。 トイレの個室で。しかも会社の。 何故そのような愚行に至ったのかは今となってはもうわからないが、16小節くらいは吹いた。高らかに。題名は知らないが北斗の拳のユッアッショーのやつを。 半分無意識だったので自分がそんなことをし…

電車の中で笑うキモいおっさんが美容室で恋愛論を熱弁する話

絶対にマネしたらいけないのだが、僕の楽しみのひとつに電車やバスなどの公共の場でお笑い番組を見る、というものがある。 もともとは「ガキの使いやあらへんで」の年末特番の笑ってはいけないを見ている時に、あの演者の空気感を再現できないか、と考えたこ…

しあわせは、うまいぼうのかたち

ある日、妻が僕のサイフのおこづかい制を主張してきた。 僕と妻は共働きで、それまで家計は適当に場当たり的なやり繰りをしていた。 反対する理由は特になかったので、僕も深く考えずに銀行のカードや諸々をすぐに渡した。 正直、うちはお金には困っていない…

●最近のこと180723

tricotというバンドばかり聴いている。 一番好きなのはブームに乗ってという曲だけど、実際はどれも好き。プログレポップロックとか言うと本人達やファンの人達は怒るかも知れないけど圧倒的に聴きやすいので、それで囲い込める層があるなら積極的に用いるべ…

スプラトゥーン2の魅力と次回作の展望について

スプラトゥーン2、発売から1周年ですね。おめでとうございます 。 ゲーム内では1周年記念でイカタコフェスが行われていたので、僕 も久しぶりに長時間やり込んでみました。最近フォートナイトに移行してしまった感あったんですが、ちょっと時間を空けてプレ…

ハゲによるルックスの低下を防ぐ方法について、僕が15年考えた結末

僕の父は前面から頭頂部にかけてがずるりと薄毛であり、頭頂部には赤ちゃんの産毛程の柔らかな細い毛が優しく漂っているというスタイルを長年続けている。 小学生の頃に先生から、遺伝子についての説明を受け、いつかは父に似てくる可能性が高いということを…

■怖い話:展望台での肝試し

これは僕の友人、ゆうた(仮名)から聞いた話である。 ある夏、高校生だったゆうたは、友人数人と近くにある山の展望台へ肝試しに行くことになった。 当日になり、突然ほとんどのメンバーが参加できないと言い出した。理由は夜中抜け出そうとしたのが親にバレ…

彼は15才の春に家に引きこもった

僕と彼の思い出は僕らが12才、小学6年生の時に遡る。 前から目立つ児童ではあったと思う。友達から名前は聞いたことはあった。よくは知らないが有名な進学塾に通っていて、親がお金持ちで、ゲームをしに友達がよく家に集まっているということは知っていた。 …

天才と恋について

恋の正体が、多くの場合性欲であることは疑いようがないと思っていた。 当時まだ恋人だった妻に、ヘンリーダーガーの作品世界について説明している時に(もちろん聞いてない)、ごく当然の事として、「ほら、恋って結局性欲じゃん?」のようなニュアンスで話し…

●このブログについて

僕はこのブログのことをすっかり忘れていた。 アイフォンの修理のためにバックアップを作っていた時にこのブログの下書きを見つけてやっと思い出した。 読み返してみたけどゾンビのやつ以外はなかなか面白いと思う。自分で言うとアレだけど。ゾンビのやつは…

「ゾンビを倒すために最も効率的な武器について」

昼前に喫煙室にタバコを吸いに行ったところ、年下の同僚が煙に目をしかめならスマホを凝視していた。 「何してんの?」 僕がそう声をかけると同僚はチラとこちらを見、すぐにスマホに視線を戻して言った。 「ゾンビの世界で生き抜く方法を考えてました」 カ…

「高校の頃、隣の席に不美人がいて、綺麗になろうとして、周りから冷ややかな目を向けられていた」

高校2年の1学期最後の席替えで、ある女の子が僕の席の隣になった。 その子はおそらく何らかの障害で頭頂部の毛髪が少し薄かった。 そして、そのことを差し引いても美人とは言いがたく、彼女の話声をイメージできない程、無口で目立たない子だった。彼女には…

僕が名探偵になった話

僕が5年程前に住んでいたアパートはボロい上に駅まで徒歩15分以上もかかる、カスのような住処だった。 それでいて家賃が安い訳でもなく、2階建ての1階は何かの工場で、早い時は平日の朝5時くらいから電動のこぎりで金属のようなものを切っている音がしていた…

そばはのどごしという人もいるが、僕はあくまでよく噛みたい派

僕はそばが好きだ。 ただし、好きなものを聞かれた時、一番最初に「そば」が出てくる程、好きな訳ではない。しかし、間違いなくそばが好きである。 うどんか、そばか、らーめんか、と聞かれれば、らーめんなのだけれど、一番頻繁に食べているのはそばだし、…

世界最強レベルの妻を持つということについて

僕の妻はかなり気が強い。 僕も全人類の上位数%に入るほど気が強いと思うが、僕が妻に接した際、遥か強大な力の差を感じる事を考えると、彼女に至っては少数点以下に属する、選ばれし者なのだと思われる。 僕がこの話を誰かにすると、「え。そんな風(気が強…