午後、6畳の部屋は薄暗く、僕はソファに本を置く

本ブログはフィクションですが、一部隠し切れない真実を含みます。

「ゾンビを倒すために最も効率的な武器について」

昼前に喫煙室にタバコを吸いに行ったところ、年下の同僚が煙に目をしかめならスマホを凝視していた。 「何してんの?」 僕がそう声をかけると同僚はチラとこちらを見、すぐにスマホに視線を戻して言った。 「ゾンビの世界で生き抜く方法を考えてました」 カ…

「高校の頃、隣の席に不美人がいて、綺麗になろうとして、周りから冷ややかな目を向けられていた」

高校2年の1学期最後の席替えで、ある女の子が僕の席の隣になった。 その子はおそらく何らかの障害で頭頂部の毛髪が少し薄かった。 そして、そのことを差し引いても美人とは言いがたく、彼女の話声をイメージできない程、無口で目立たない子だった。彼女には…

僕が名探偵になった話

僕が5年程前に住んでいたアパートはボロい上に駅まで徒歩15分以上もかかる、カスのような住処だった。 それでいて家賃が安い訳でもなく、2階建ての1階は何かの工場で、早い時は平日の朝5時くらいから電動のこぎりで金属のようなものを切っている音がしていた…

そばはのどごしという人もいるが、僕はあくまでよく噛みたい派

僕はそばが好きだ。 ただし、好きなものを聞かれた時、一番最初に「そば」が出てくる程、好きな訳ではない。しかし、間違いなくそばが好きである。 うどんか、そばか、らーめんか、と聞かれれば、らーめんなのだけれど、一番頻繁に食べているのはそばだし、…

世界最強レベルの妻を持つということについて

僕の妻はかなり気が強い。 僕も全人類の上位数%に入るほど気が強いと思うが、僕が妻に接した際、遥か強大な力の差を感じる事を考えると、彼女に至っては少数点以下に属する、選ばれし者なのだと思われる。 僕がこの話を誰かにすると、「え。そんな風(気が強…